絵合わせパズル(8マス・15マス・24マス)
ストロベリーないちご

苺に含まれている成分

いちごに含まれる成分でよく知られているのがビタミンCです。その他にもキシリトールがとてもたくさん含まれていることはあまり知られていません。いちごを薬として使っていた時代もあったくらいですから、体に必要な栄養素がたっぷり入っていることが分かります。

民間療法として、塩でもんだいちごの葉を1日数回うおのめに塗ると、うおのめが取れるそうですし、いちごをしぼった汁に牛乳をまぜると、肌の汚れをとって油もおとし、さっぱりとする乳液になると言われています。これもいちごに含まれる成分の働きなのでしょう。

苺に含まれるビタミンC

ビタミンC

いちごに含まれるビタミンCの量はみかんの2倍もあり、果実の中ではトップです。熱を通して食べるわけではないので、野菜に含まれるビタミンCのように損失することもなく、効率よくビタミンCがとれます。ビタミンCは身体の中で作ることのできない成分ですので、積極的にとりましょう。

1日に必要な量は1,000~2,000mgで、2~3時間で身体の外に排泄されてしまいますので、こまめにとりたいものです。いちごだと大粒のものを6粒前後で1日の必要な量がとれてしまいます。ちなみに、いちご1粒に含まれているビタミンCは、普通サイズのいちご1個で10mgです。カロリーは約5kcalになります。

イチゴに含まれるビタミンCの効果

ビタミンCをとっていると風邪をひきづらくします。もちろん治りやすくもしてくれますので、風邪のひきはじめにはビタミンCをとりましょう。体の疲れも回復してくれますし、皮膚や血管、粘膜を強くする働きもあります。動脈硬化を防ぐ働きもあり、いちごはとても体にいい食べ物なのです。反対にビタミンCが不足すると、疲れが中々とれなかったり、歯茎から出血したり、肌あれや貧血が起きます。

苺のキシリトール

虫歯予防

キシリトールは歯磨き剤やガムに配合されているのを多く目にしますが、実はいちごにも豊富に含まれているのです。キシリトールは天然素材の甘味料ですが、砂糖と比べてカロリーも低く、なのに糖質は変らないと言う特徴があります。

虫歯の原因になるミュータンス菌にとても強く、キシリトールを取り込もうとするミュータンス菌に打ち勝つため、ミュータンス菌は徐々に力を使い果たして減少していきます。ですからキシリトールは虫歯予防になるのです。キシリトールたっぷりのいちごを食べた後に、キシリトール入りの歯磨き剤で歯を磨くと、虫歯予防の効果が倍増します。

イチゴに含まれている食物繊維

いちごは食物繊維もたっぷり入っています。いちご100gに対して食物繊維が含まれる量は、柑橘類の2倍もあります。ペクチンやクエン酸、りんご酸といった食物繊維で、いちごはお腹にもいいということが分かります。

食物繊維の特徴

食物繊維は、大腸の働きを助けて便通をよくしてくれるので便秘にはもってこいの成分です。いちごは便秘にもいいということですね。ヨーグルトをかけて食べると効果が倍増です。おいしいからといって食べ過ぎるとお腹がゆるくなってしまいますよ。

善玉コレステロールを増やしてくれる働きもありますので、便秘だけではなく、成人病も予防してくれます。

苺に含まれるカリウム

いちごにもカリウムが含まれていて、人体には不可欠な電解質です。あまり取りすぎるのもよくありませんが、体の調節機能がいらない分を体の外に排泄してくれるようになっています。カリウムにはナトリウムを排泄する働きがありますので、高血圧の予防にもなりますし、利尿効果もあるので、むくみにも効果的です。